2018 ブログ/コラム

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2018年つぶやきコラム

大暑

 太陽視黄経120 度

 暑気いたりつまりたるゆえんなれば也(暦便覧)

 最も暑い頃という意味であるが実際はもう少し後か。

 夏の土用の時期。学校は夏休みに入り、空には雲の峰が

 高々とそびえるようになる。

大暑

昨日大暑を迎えております。年の中で一番暑い日と言われ「大暑」です。そんな日が毎年私の誕生日です。

と言うわけだからかどうか?暑さには結構強い方だと思っています。が、今年は結構きついです。ハイ、ひとつ年も取ったことだし、そのせいもあるかもしれませんが、確かに地球ごと暑くなっているようです。

35秒で1900年から2016年までの各国の平均気温を表しているグラフの動画を見つけました。是非ご覧になってください。

https://youtu.be/K4Ra2HR27pQ

大暑

半世紀ほど前、わたしの小さかった頃は真夏でも30℃にならない日も結構あったように思います。年を経る毎に暑くなっている傾向はまちがいないと思います。

この気候変動で災害も経験し、その後始末が大変な時にこの暑さ、大暑どころか厳しい暑さ、酷い暑さ、を通り越し「危険な暑さ」と連呼されています。本当に生命にかかわる事態が近くで遠くで起こっているようです。例年夏休みに入るとどこかで起こる水の事故より熱中症で亡くなる方の数が勝るような状況になっています。十分注意してお過ごしください。

どうぞエアコンにたよることに躊躇しないでください。低い室温にしなくても湿度が少し取れるだけでも随分と身体は楽になります。扇風機も併用して身体からの蒸散を促進して涼感を得ることです。

内外温度差が15〜20℃にもなる冬に比べれば、夏は内外温度差10℃にもならない設定でしょう。それだけでも使用電力料は抑えられています。加えて室内の温度を上げない工夫をしていくと電気料金をたいそう心配しない範囲でエアコンを使っていけます。

家の作りが高性能であってもそうでなくても、できる事は同じです。

大暑

まずは、熱い空気を外から入れないこと。窓から入る風で涼めるのは、室温より外気温が低いときに限ります。そうでないときの窓開け通風は熱と湿気を家の中に取り入れてしまい、不快感を増長するだけでなく、家を暖めてしまいます。そうすると壁床天井からの輻射熱でじりじり暑くなります。

次に、輻射熱を取り込まないこと。直射日光が入らなくても窓からは廻りの熱くなった物(道路・隣家の壁など)から発せられる熱線が入ってきます。それをできれば窓の外でカットできるように、すだれ・ヨシズ・グリーンカーテン・カンレイシャなどでカバーしましょう。内側のカーテンも熱反射型の物などは有効でしょう。

大暑

エアコンのフィルター掃除はできていますか?

室外機の置いてある状況も確認してください。風通しの良い日陰が理想です。日陰でなければ影を作りましょう。それも難しければバケツや洗面器に張った水に一部浸けけたタオルを室外機の上に広げましょう。気化熱で室外機の温度を低めに抑えらて効率よく働くと思います。わたしは室外機のドレーンから出る水をためて利用しています。

寝るときにもエアコン付けっぱなしが良いと、昨年あたりからしつこく報道されています。日中エアコンの中で仕事をしているので、汗をかいてもエアコン無しでやすむのが好きだったのですが、本当に昨年あたりからそれもきつくなってきました。TVのワイドショウでもでていましたが、年齢を重ねるほど自律神経の機能が落ちて熱帯夜では眠れなくなってくるそうです。今年は高めの設定でサーキュレーターも併用して寝るようにしました。

こんな気候が当たり前になって欲しくはないですが、覚悟はしておかなければなりません。

ご自宅の新築計画がある方やリフォーム計画のある方は是非、外部の温度に振り回されない安定して穏やかな内部空間が実現できる高性能なエコハウスを意識して計画されてください。

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