カテゴリー:
福岡市KA邸
仕様
設計期間 | 2000.07-2001.02 |
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施工期間 | 2001.03-2001.08 |
構造規模 | 在来木造・2階建 |
敷地面積 | 386.69平米 |
建築面積 | 83.32平米 |
延床面積 | 218.33平米 |
屋根緑化こそ出来ませんでしたが、屋根に降る雨はそのほとんどを利用します。貯めたものを散水に利用したり、お風呂の残り湯と一緒にタンクへとっておきトイレの流し水に利用するシステムも取り入れました。
もちろん断熱・気密・計画換気はしっかりと。お日さまの力を出来る限り機械化せずに使うダイレクトゲインの土間もあります。
仕上げも自然素材のみ、合板は家具に至るまでいっさい使いませんでした。
空設計工房の提案するたくさんのことを実現してくださったお宅です。
その結果でしょうか、アレルギーの大変な息子さんはとても楽に暮らしてらっしゃるとのこと、嬉しい限りです。
●お施主さんより●
この家に住み始めて半年がたちました。夏の終わりには心地よい風がながれ、寒い冬には温かい日の光がよく射し込みます。
みな「帰ってくるとホっとする」のだそうです。木の香り、呼吸している珪藻土の壁のせいでしょうか。今までよりも(今までは長年、鉄筋コンクリートのアパートでした)寒さが何だかまるいような、心地いい気がするね、と子どもたちと話していました。空気がやわらかい、優しいような気がするのは、とても不思議ですが、実感です。アレルギーもちの長男もとても元気に過ごしています。
また、長年の夢だった文庫も設計してもらい、暮れには家庭文庫をスタート。宝のいっぱいつまった家です。いい出会いをさせていただいたなぁ、と家族一同感謝しています。
まず外観。住まわれるご家族の暖かいイメージを外観の色に写しました。
居間より玄関の方向 間仕切り戸開けたところ、玄関の八角小窓が見える。
向こうの玄関からは右手の玄関ホールへも左手の土間へも上がってこられます。土間と床はフラットです。
居間より玄関の方向 間仕切り戸閉めたところ。ちょっと雰囲気が変わります。
和室。
畳にもこだわりました。表は泥初めしていない(細かい埃が出ない)ものを使っています。
居間より本のコーナー・階段方面。
今、本棚にはたくさん絵本が並んでいます。ご近所の子どもたちを招いて文庫を開いていらっしゃいます。
玄関
玄関ホールと玄関土間の段差は2センチ。
階段・ブリッジ・天窓
ブリッジ右が吹抜です。このおかけで2階と1階で会話が出来るそうです。
写真右端に少しうつっているのが下から登ってこられる梯子。
アプローチ:様々な植物が好意的に迎えてくれます。
アプローチ:様々な植物が好意的に迎えてくれます。