2019 ブログ／コラム

２０日に福岡で開催されましたPHJ（パッシブハウスジャパン）９周年大会に参加しました。なんと「９周年は九州で」という不思議な采配で当地開催となり、現地スタッフとしてオプショナルツアー１や前日の準備より参加いたしました。

これまでは大会参加者という立場でしかありませんでしたが、今回運営側に少し足を突っ込んでみると、実に様々な準備から当日の運営・後片付けまで、なにから何まで大変な氣働きとご尽力による物だという事に改めて氣がつかされました。実行委員長は当地域のリーダー坂本さん、大変おつかれさまでした。そして運営側のみなさんいつもありがとうございます。

大会では毎度ながらぎっしりとした内容。リニューアルされる建物燃費ナビの紹介、PHPP9.6日本語版の紹介とこれからのセミナー予定、省エネ建築診断士更新とまた一段上の診断士資格のお知らせにはじまり、エシカルを考えさせられる映画「トゥルー・コスト」の上映、会員さんから設計実例プレゼンテーション、エコハウスアワードと盛りだくさんの一日となりました。

そのエコハウスアワードにエントリーしておりました「熊本パッシブハウス」ですが、なんと最優秀賞をいただきました！

とてもとてもうれしい事でした。熊本の震災を挟んで足掛け４年もかかってできたこのお宅について、またその性能、パッシブデザインを含む内容についても高評価をいただけた事が最高のご褒美となりました。ありがとうございました。

この仕事へのご縁をいただいたお施主様へ、震災といくつもの困難を乗り越えて丁寧な仕事をしてくださった工務店さん・職人さんへ、ご協力いただいた各メーカーさんへ、改めて感謝申し上げます。

これを励みにますます精進してまいります。

すぐに施主様にもご連絡を入れ、たいへんに喜んでいただきました。

翌日21日はその「熊本パッシブハウス」と阿蘇のエコワークスさん案件をオプョナルツアー１として組んでいましたので、注目いただいた上に実物も見ていただけるといういい流れとなりました。皆さん興味深く見ていただけたようです。

22日は都城市のタナカホームさんのモデルに今回付けられた給気冷暖房のシステムを見るためオプショナルツアー２にも参加しました。

目的の物はもちろん大変興味深く、チャンスがあれば使ってみたいと思いました。

それもさながら、同行した方々の興味の持ち方や質問がレアすぎて、密度の高い会話が飛び交うのを、すごーい！とながめているのも楽しかったですし、その内容がおおよそ解るようになっている自分にもちょっとうれしかったりしました。

という刺激たっぷりの３日間を駆け抜けて、帰途のさなか九州新幹線の中で書いています。（Wifi持っていないので帰ってきてからの投稿です）

帰りましたらしわ寄せされた仕事に立ち向かいつつ、ますます住まい手さんの幸せに貢献できる住まいの提供に励みます。