2021 ブログ/コラム

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2021年つぶやきコラム

秋分

9月23日「しゅうぶん」

太陽視黄経 180 度

陰陽の中分となれば也(暦便覧)

暑い日は減り代わりに冷気を感ずる日が増える。昼と夜の長さがほぼ同じになることで、この日は秋彼岸の中日でもある。
秋の七草が咲き揃う頃である。

秋分

中秋の名月・満月は曇って見えなかったのですが、昨日の「立待月」

随分ご無沙汰してしまって、すっかり季節も変わりと言いたいところですが、台風明けからまた暑さが戻っています。さすがに朝夕は過ごしやすいですけれど。「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があります。ほんの数年前までは本当にそうだなと実感していましたが、なんだか少しずれてきている感じが否めません。彼岸花はいつも違わずお彼岸に咲いていたのに、今年は10日も早く咲いていました。

今年のお彼岸にはもう枯れているという有様です。

秋分

これは2009.09.24の彼岸花

「異常気象」と言ってはもういけないらしいです。その言葉は「数十年に一度の」とか「かつて経験した事の無い」と言う物に使うのだそうで、近年はなんか違う違うといいながらもそういう傾向になっているので、これらは「気候変動」ゆえ、というのが正しいのだそうです。

8月に出されたIPCCの第6次評価報告書には『人間の活動が温暖化を引き起こしていることは「疑う余地がない」』と明記されました。本当に待ったなしなんです、できる事は何ですか? それぞれにできる事をやっていかなければ不可逆的フェーズに突入してしまいます。それだけは避けなければならない。次の世代もこの地球で普通に暮らせる条件を、わたしたちが壊してはいけないと思うのです。

秋分

これは今日、「居待月」

ジョニー・ディップ制作・主演の「MINAMATA」を見ての帰りに。

住宅や建築物から排出されるCO2の削減に向けて、できる事はたくさんあります。それをなんだかんだと理由を付けて実行しようとしない同業者がたくさんいらっしゃる事に憤りを感じます。

今建てる住宅は2050年にはまだ現存します。そのときにCO2排出0に近い物であるべきではないでしょうか?今からやっておくことなのです。そしてそれはこの仕事をやっているからこそできる事で、地球の健全な未来の鍵を持っているといっても言い過ぎでは無いとさえ思うのです。

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