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設計期間:2010.05〜2011.05
施工期間:2011.06〜2011.10
構造規模:在来木造・2階建て
敷地面積:210.61平米
建築面積:54.03平米
延床面積:76.55平米
Q値(熱損失係数):2.33w/㎡K
μ値(夏期日射取得係数):0.054
C値(隙間相当面積):0.60㎠/㎡
自立循環型住宅評価エネルギー削減率:43.03%
CO2削減率:33.04%
ランニングコスト:7.2万円/年減
CASBEE 評価
 
すまいの環境効率:
 
S★★★★★
BEE4.8
ライフサイクルCO2
排出削減率:
24%
 
Q値、μ値、C値、自立循環型住宅評価、CASBEE 評価については
こちらをご覧ください.
 
 
糸島市志摩にできた小住宅、30代のご夫婦お二人のお住まいです。
筑紫富士(可也山)が西側にきれいに望める敷地です。
 
■外観
主開口部がきれいに南面するよう建物を配置しました。素晴らしい眺望の西側には日射遮蔽のためにベランダを付けて、大きな窓を開けました。
雨水タンクとガーデンシンクをデッキ横に配しています。

屋根:ガルバリウム鋼板 タテハゼ葺き
外壁:ガルバリウム鋼板 タテハゼ張り
建具:樹脂サッシ(遮熱Low-Eペアグラス、普通ペアグラス)


東南より



玄関引き戸:製作木製断熱戸



南西より
東西の南側に出ている袖壁は、夏期・中間期に西日が南窓から差し込むのを防ぎます。



キッチンから出られるデッキ、雨水タンク、ガーデンシンク


■玄関土間
玄関を入って左側を見る、南側に土間が続きます。その先は薪ストーブを置いた土間になります。


薪ストーブ



玄関入って右側の納戸内部


■リビングダイニング

収納とトイレを除いて同一空間の1階。
天井:モイスあらわし
床:灰炭入りモルタル金鏝押さえ、杉板張りオイル仕上げ
壁:珪藻土塗り、一部ルナファーザー貼り

薪ストーブ側よりリビングダイニングと土間
杉板の床は土間から30p上がっています。土間は通路およびダイレクトゲイン用でもありますが、床に腰掛けてひなたぼっこしたり薪ストーブを眺めたり、いろいろなシーンがうまれます。


大工さんに杉板でつくってもらったダイニングテーブル、キッチンカウンターまでつながっています。


■キッチン

このキッチンもこちらで図面をひいて大工さんに作ってもらいました。


カウンター・シンクはステンレス製ですが他は杉の無垢板で構成されています。

■TV台


■吹き抜け
2坪ほどの吹き抜け、上にはシーリングファンがみえます。
左側のすのこは、窓やシェードの開け閉めや、窓ふきの時に使うキャットウォークです。


■PCアルコーブ
階段下の空間は、よく物入れなどに利用されますが、このお宅ではパソコンコーナーになりました。掘りこたつ式にしてデスクを作り付けました。
パソコンまわりの雑雑とした物がみえないところにまとまると、リビングがすっきりします。座り込むとぴったりはまって、長居してしまいそうです。


■階段

■1階トイレ
トイレットペーパーホルダーは木製


■2階
階段上がったところから、フリースペースを見る。
奥には薪ストーブの黒い煙突が通っています。物干し用のステンレスバーも見えます。右手にかかっている梯子はロフト用の可動のもの。


■フリースペースから寝室方向を見る


■寝室
寝室にある東面の窓は気持ちのいい朝を迎えるベストアイテム。ただし夏の朝日はきつく入り込み室温を上げるので、小さな窓にしました。
勾配天井を下から照らす間接照明をつくりました。


寝室北側にはウォークインクロゼット、その上部はロフトになっています。
こちらの梯子はタラップ式です。


■ロフト
ロフトは建物東西幅いっぱいに取ってあり、つながっています。


■洗面脱衣室、浴室
2階に浴室のあるお宅です。左にユニットバスが見えています。
洗面は実験用のシンク、2バルブの水栓、モザイクタイルと少しレトロ感が漂いますが、暖かい感じです。
天井近くに取った窓からの光は全体を明るくし、また天空光なので洗面所には最適です。


■2階トイレ
洗面脱衣室から右に入るとトイレです。


■夜間


*自立循環型住宅研究会第8回フォーラムで、この糸島市M邸についてパッシブデザインの手順を追いながら、手法や確認したことまたその性能を発表しました。
その資料を見られるようにしました。ちょっと専門的になりますがご興味のある方は覗いてみて下さい。
パッシブデザインを意識して「志摩の家」


●お施主さんより●
我が家のなかはいつも静かな時間が流れています。そして空気が優しいような気がします。
家に帰るとほわっと暖かく。
天気が良ければ日中は暖房なくても過ごせます。晴れた日はどんよりと天気の悪い日と比べると同じ室温でも夜寒さをあまり感じません。
主人も朝起きたときに、床が冷たくないのにビックリしていて、木の家の優しさを感じているようです。
この頃乾燥で床材に隙間が出来たり。パキパキと音をたてたり。木も呼吸しているんだなぁと感じます。 2シーズンくらい経つともっと暮らしやすくなりますよと言われていましたが。我が家がどんな風に変わっていくのか楽しみです。
これからこの家と一緒にいい歳を重ねていけたらいいなぁと思います。