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あづさいDornachへの旅・3
フライブルクエコ事情3
■屋根のマイスター
ソーラーパネルを組み合わせた屋根の改修を独自の方法でしていらっしゃる、Herr FALLERにお目にかかりました。その工事をした屋根の上でお話をうかがいました。
珍しく緩勾配の屋根だったので登れたのですけれど……。
既設の屋根の上に通気層をとって断熱パネルと金属板で出来た新しい屋根材を施工して、その金属板の上に発電パネルならぬ発電シート(アモルファスタイプ)を貼っていくという工法です。シートであれば屋根・建物への負担も軽く面積も十分に散れます。とてもいい発想だと思いました。でもこれ既に特許取得済みでした。
 改修後の屋根
■エメンディンゲンの有料老人ホーム
フライブルグから15km北にある町の老人ホーム・・中庭から眺めさせていただいただけなんですが……ヘリオトロープの作者ロルフディシュ氏の設計でした。どんな内部か見てみたかったなぁ!
健康な方が住む賃貸のお部屋郡と、要介護の方の住む棟が中庭を取り囲んで配置されています。もちろん屋根の上には熱コレクターが並んでいて、その面積は100平米あるそうです。
 有料老人ホーム
町から町へ移動するのですが、ドイツは町と郊外がとてもはっきりしています。
人家がとぎれたところからはずっと田園・草原・林のなかを道が通っているだけです。人の住むところとその他の地域を明確に分けていて、メリハリのある都市?国土計画だと感心しました。飛行機の上から見た闇の中の明かりも、蜘蛛の巣のところどころの交点に明かりがかたまっていましたもの。ひとが住んでいる廻りを農地が取り囲むという図は理にかなっています。郊外型の大型店舗なんて何処にもありません。我らの国と違って、道が出来ればそれに沿って店舗が建ち並び人家が増殖していくなんてダラダラとした感じが全く無いんです。これってお役人の感覚や智恵の問題かしら、人口密度の問題でしょうか?
■ケンチンゲンの新築現場
戸建て住宅の建設現場に立ち寄ってくれました。近年は木造が主流となっているそうです。レンガブロック造や木軸でも壁はレンガ積みというのが以前来たときにうかがった一般的な工法でした。
木造といっても2×6での壁構造です。その15cmほどの壁厚ににウール断熱材を充填、その外部に5cmの木質繊維板と計20センチ厚の断熱層になります。冬は-15℃になるこの地方では必要な仕様かもしれません。屋根には10Bのウレタンフォーム板を使ってありました。バウビオロギーがテーマなのに?ちょっとガッカリしていまいました。(フォーム材は発泡させるのにフロンを使ったり、廃棄の方法が解決されていないなど環境への負荷は大きいです)そうシュルツさんに言うと、「100%バウビオロギーはやはり大変なんだ。これは水発泡だし、予算の関係もあるからね」と……何処でも事情は似たようなものなんだなぁ、溜息をひとつつきました。
 新築現場
 現場近くのログハウス
空も徐々に暗くなってきて、冷えてきましたし、日本から着いたなりですから時差もあって頭は朦朧としてきました。未だ少し明るいのですが8時を廻っています。日本時間では午前3時!!車の中でうとうとしていると「あそこにみえるのが……」と声をかけられて、外を見ると何やら遠くに工場?と思える様な建物です。この地域のゴミ処理場ということです。しかも世界初のバイオ処理だそうで、自治体でなく企業がやっているということ……ちょっと自慢だったな、シュルツさんの声……
■レームバウマイスター
最後の見学場所につきました。お約束を入れていて頂いたようですが、予定より遅れての到着でした。けれどとても歓迎してくださいました。
そこはLehm:土・粘土 Bau:建築 Meister:巨匠・親方 とその名のとおり、日本で言う左官さんのお仕事をする方のショウルーム、奥様が経営される内装(壁紙・カーテン)のショウルームも隣接されていました。
壁暖房のパイプを仕込んだ下地のボードをはじめ中塗り・仕上げの色々な土やその塗り見本が展示されていて、長居したくなるような空間でした。日本の土壁の事もお話ししながら結構長い時間盛り上がったのですが、いかんせん脳は既に眠って居たのかもしれません。内容がよく思い出せません。
 壁暖房要下地ボード
 ショウルーム内部
■フライブルグ大聖堂
へろへろ状態でまた車の中でうつらうつらとしている間に、のどかな田舎屋のレストランへ案内されました。もうホテルへ連れて帰って欲しい……と心の中で泣きながらも、この地方の美味しいもの食べさせてあげたいという彼のおもいがよくわかります。
ピザの様なオーブン料理でしたがチーズは無し、サワークリームベースのソースがかかりポテトとタマネギとベーコンがのったもの、と林檎がのった少し甘めのもの、お料理の名前が全然思い出せないけれどおいしかったな!!この旅の中で食べたものは、ひとつひとつの素材が元気でその味だけで美味しいものが多かったと思います。
またまたこっくりこっくりの車の中、シュルツさんごめんなさい。やっとフライブルグへ戻ってきました。ホテルへ付けてくれるかと思いきや、大聖堂がライトアップされているので見ていこうと大聖堂経由です。明るいときにゆっくり見ればいいけれどライトアップしたものは今しか見られないでしょう?と……その通り!!
そうこうしてやっっっと駅前のホテルへ連れてきてもらいました。今日も終わろうという時間です。12:50に駅のホームで出会ってから、本当に半日間ありがとうございました。シュルツさん、通訳の西川さんもお疲れさまでした。
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