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あづさいDornachへの旅・2

フライブルクエコ事情2



■ヘリオトロープ
プラスエネルギー住宅を後にして、「ヘリオトロープ」と呼ばれる「ひまわり住宅」を見に向かいました。「ひまわり住宅」というのはお話を聞いて私が付けた名前です。
本当は「バウムハウス・樹木の家」と呼ばれているらしいです。ヘリオトロープとはギリシャ語で「太陽に向く」と言う意味なので、私の命名もまんざらではありませんね。
幹にあたる支柱は直径3m高さ14..5mの中空の柱、その中には設備関係の配管・配線が通っているそうです。その柱のまわりに床が3層しかも螺旋状に付いていて円筒形の建物になっています。そしてこれは木造なんだそうです。とてもびっくり!それが、柱を中心に240°回転します。


ヘリオトロープ


なにゆえ?名前の通り太陽を追っかけて廻る訳ですが、はじめは屋根についているソーラーパネルの効率を良くする為かと思っていましたので、そのためにこんな大きなものを動かすのもナンセンスやねと反感を覚えました。もちろんその発電量は動かないものに比べると3割アップだそうです。しかし廻る意義は他にもあったのです。建物の片側半分はトリプルガラス、あとの半分は断熱性能を有する壁で仕上がっています。暖房を必要とする季節や時間帯には、ガラス面を太陽に向け、暑い時はその反対になる。太陽を最大限利用して暖房費はドイツ平均の8分の1にもなるそうです。
屋根に7kwのソーラーパネル、手すりに太陽熱コレクター30F、雨水利用、コンポストトイレ、と出来ることは何でも実践です。
ヘリオトロープは1994年に建てられました。ドイツのエコ建築家ロルフ・ディッシュ氏の自宅です。帰って調べましたらこの方は有名なエコ建築家で、ナント先程行ったたプラスエネルギー住宅、そしてヴォーバンのジードルンクにも関わっていらっしゃいました。

■ソーラーファブリック
ヘリオトロープの前に居る間降り続けた雨も上がって、次に着いたところはソーラー発電パネルの工場でした。もちろん閉まっていて外から見ただけですが、自前のソーラーパネルをたくさん配してありました。
もしかしてと思い聞いたら、やはり使用エネルギーは全て自然由来のものです、とのこと。電気はパネル発電、熱源は菜種油のボイラー、雨水利用もされているということです。
太陽からもらった電気でそのパネルを製造出来るとは素敵ですね。


ソーラーファブリック


■マリア・マグダレーナ教会
ソーラーファブリックからさして離れていないブロックにある教会に案内されました。
バウビオロギー的な関係はなさそうなコンクリート打ち放しの現代的な建物です。


マリア・マグダレーナ教会


正面の扉から中へはいると まっすぐに延びたホールの右側にプロテスタントの教会、左にはいるとカトリックの教会。同じ建物に同じキリスト教とは言えカトリックとプロテスタントが同居していました。それぞれにそれらしい設えの室内に感心しました。祈りの場所はどんな形でも厳かでシンとしていますね。


■高層住宅
築35年の高層住宅を大胆にエコ改修した例をみました。断熱効果の高い、真空層を挟んだガラスパネルで建物を覆い、南壁面に付けたソーラーパネルで使用電力の12%、屋上の熱コレクターで給湯の28%、が賄えるそうです。


高層住宅


■エコステーション
エコロジーを実践し勉強する施設、有名です。8年前に行ってきたドイツへのエコツアーでも立ち寄りました。公園の中にあって屋根緑化、木を組み上げた屋根構造、土壁、温室、地熱の利用、土中の冷蔵庫、ビオトープによる水の浄化などなど画期的な実験棟です。そして実際にセミナー室として使われているのです。


エコステーション

今回ガイドをお願いしたエアハルト・シュルツ氏はBUNDにいらっしゃるときにこのプロジェクトの中心的な存在でした。エコステーションについての本も執筆されています。その本をプレゼントしてくださいました。
やはり当日はお休みだったので、プレゼントの本をもっていっしょに記念写真を撮ってきました。


本の表紙